よみがえれ有明海

1日も早い開門調査の実施で有明海の再生を

9月30日に福岡高裁で差し戻し審

9月30日に福岡高裁で差し戻し審

9月30日、有明海潮受堤防の開門調査を命ずる確定判決をめぐる福岡高裁での差し戻し審を傍聴しました。国の代理人は有明海ではクラゲやシバエビの漁獲量が増え、有明海異変はなくなったという信じられない主張をしています。報告集会では、漁民原告の方が、諫早湾の干拓事業が始まる以前は、高級二枚貝のタイラギやアゲマキ、車エビなどが大量に獲れ、裕福な生活を営むことができており、当時は大したお金にもならないシバエビなどを獲って生計を維持するような人はいなかったそうです。今はあさりもタコも数が少なくなり、止むを得ずシバエビやクラゲを獲って生計を維持せざるを得にために、その分の漁獲が増えているだけのことです。国の代理人は、漁民原告の弁護団が求めた漁獲が増加したという根拠となる資料の提出を求められても、出せない状況にあるという実態です。次回の裁判は12月7日の予定となりました。