よみがえれ有明海

1日も早い開門調査の実施で有明海の再生を

カテゴリー: 有明海異変

昨日は諫早にて干潟慰霊祭が行われました

 昨日は諫早にて干潟慰霊祭が行われました。慰霊祭伝承者の大牟田の沖牟田龍雄さんを中心に準備され、現地の慰霊祭会場の堤防内は、立木がほとんど伐採されていましたので、脚立に鐘をつるし、焼香台を準備して、11:30から慰霊祭が始まりました。  長崎、佐賀、大牟田、熊本から10人が集まられ、島原の漁民の方からはお供えとして、島原産のワカメをいただきました。最盛期は150人規模の慰霊祭が行われていましたが、主催発起人の本昭弘さんがお亡くなりになられたあとは次第に参加者が少なくなり、かろうじて沖牟田さんが伝承されてきま

2月13日の有明海奥部の栄養塩と赤潮の状況です。深刻化しています。

 有明海漁民・市民ネットワークから2月13日の「有明海奥部の栄養塩と赤潮の状況」が送られてきました。  赤潮プランクトン(ユーカンピア)の影響で、福岡県の多くの漁場で栄養塩がゼロとなってしまい、色落ちもさらに広がっていて大変厳しい状況です。佐賀県は東部、中部で微増していますが、低栄養の状態が続いています。

有明海奥部の栄養塩不足は依然深刻、大浦では7割がノリ網を撤去

 漁民市民ネット作成の1月末直近の有明海奥部の栄養塩の資料が届きました。引き続き深刻な状況です。今日付けの朝日新聞には大浦では7割がノリ網を撤去したと報道されています。農水省は本気になって原因究明に取りかかるべきです。

有明海が〝異例の事態〟に、赤潮発生でノリ網張り込み再延期に

 1月12日付けの有明海奥部の栄養塩の状況について、有明海漁民・市民ネットワークの矢嶋悟さんから資料が送られてきました。すでに有明海全域が最悪の状況になってきています。今日付けの有明新報には〝異例の事態〟と報道しています。農水省はこの事態を気象だけを原因のように報道していますが、本当の原因究明と再生へ向けた対策として、有明海に最も詳しい研究者の皆さんは、みんな諫早湾潮受堤防を開門し、潮流変化などを調査すべきだと主張されています。本来農水省が先頭に立って開門調査をやり、科学的な原因究明をやるべきです。

今年も有明海の栄養塩不足が深刻になってきています

 有明海漁民・市民ネットワークでまとめられた今年12月13〜14日の有明海奥部の栄養塩と赤潮の状況です。栄養塩が極度に低い状況が改善せず、昨年のような深刻な状況にならないか予断を許されない状況にあります。このように深刻な事態が今年も発生している最中、有明海にもっと詳しい研究者の皆さんが打開策として諫早湾潮受堤防の開門による潮流の復元を訴えられている最中、これを無視し100億円の基金策を漁協に根回しするようなことばかりに終始する農水省の姿勢に呆れ果てるばかりです。

「引き裂かれた海」―長崎・国営諫早干拓事業の中で―が発刊されました

今年9月1日に「引き裂かれた海」―長崎・国営諫早干拓事業の中で―が発刊されました。著者はNHKエグゼクティブ・ディレクターの吉崎健さん。長年諫干事業の取材を続けられた総集編のような内容で、専門用語もわかりやすく解説され、干拓事業の全貌を知ることができる素晴らしい書籍です。

昨日、熊本市内で開催された〝宝の海〟の再生を考えるシンポジウムでの、熊本県立大学の堤裕昭学長の講演録画です

 昨日、熊本市内で開催された〝宝の海〟の再生を考えるシンポジウムで講演された、熊本県立大学の堤裕昭学長の講演録画です。今期の有明海のノリ養殖が異常な赤潮発生で、過去最悪の状況に陥りましたが、その赤潮発生のメカニズムを解明された貴重な講演会になりました。  以下のUーtube  をご視聴ください。

熊本県立大学堤裕昭学長が、有明海のノリ養殖に被害を与えている赤潮と諫早湾干拓の関係性について文書を公表

有明海でのノリ養殖被害が深刻です。昨日、荒尾のノリ養殖漁師の方に話を聞いたところ、寒波による強風被害で1本8000円のグラスファイバーの支柱が大量に折れたり、ノリ網が切れたりで被害総額が3000万円にもなるという事態です。支柱と網被害は共済の対象外のため、漁協などを通して県や国への支援要請が働きかけられています。寒波到来以前は赤潮発生による色落ちで、2000年以降最悪の収穫落ち込みとなりましたが、この要因については、マスコミではほとんど取り上げられていません。  有明海漁民・市民ネットワークとして、有明海の